ものがたりの種

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幸度経済縮小

 

仕事上、様々な人と会います。

 

会話のきっかけをつかむために,どうしても頼りにします、天気の話。

 

「最近、おかしな天候が続いていますね」

 

そこから話は膨らみ、世界中で起こっている異常気象や地震、火山の話になる。

 

そこで、興味深いことに気がつきます。

 

ほぼ全員の人が、次のように言うのです。

 

「地球が怒っている」と。

 

経済発展の名のもとに、大量生産、大量消費をくり返す。

 

それは、どうしたって環境破壊につながる。

 

「……だからそのツケが回ってきたのかもしれないね」

 

そう皆が口をそろえるのです。

 

 

 

日本の歴史的な大雨。

 

ワイ島ガラパゴス諸島を代表とする火山噴火。

 

北アフリカアルジェリアで記録した、51.3度という、非現実的な気温。

 

ロシアとモンゴルとの国境、ザバイカリエで起こった、観測史上最大の洪水。

 

世界中で突然現れるのは、シンクホールと呼ばれる巨大な穴。

 

年々、勢力を増す台風。

 

その他にも、きりがない程の天変地異は起きています。

 

 

誰もが……、

 

環境破壊が、現在の天変地異に繋がっていると知っている。

 

環境破壊を起こすのは、経済発展のためともわかっている。

 

このままでは、地球が持たないことにも気がついている。

 

どうやら、経済は発展することはない、とも薄々感づいている。

 

それでも、「経済発展がすべてを救う」という声が上がる。

 

なぜだろう?

 

 

 

今買おうとしているその商品。

 

その原材料は、どこから来ているのだろう?

 

誰が、作ったもの?

 

その誰かは、幸せに暮らしているのだろうか?

 

それが売れると、最終的に、誰の元にお金が集まる仕組み?

 

「もっと、もっと……」な誰かのために、善良な人たちが犠牲になってもいい?

 

経済発展について皆が 疑問に思ったら、誰の都合が悪くなるのだろう?

 

 

高度経済成長をやり遂げた日本。

 

次は、「幸度経済縮小」のお手本に……。

 

 

 

地球全部を舞台にした壮大な物語の、僕たちは観客ではなく、出演者だと思うのです。