思考のよせなべ

清水喜文ブログ

何者にも、ならなくていい。

 

ねえ、誰か教えてくれないか。

僕は、誰なんだ?

   

幼い頃、母は僕にいろんな希望を言った。 

「あなたもライオンみたいに強いといいね」 

「チーターみたいに足が速いといいな」 

「ウサギみたいに優しいと、お母さんは嬉しいな」

「ゾウみたいに力があると、頼もしいよね」

「フクロウは頭が良いのだってね」

「あなたもニワトリを見習って、早起きしなさい」

「イルカは泳ぎが得意なんだってね」

  

僕は言われるままに頑張ったんだよ。

母の希望を、全部叶えたい一心で。

でもね、頑張れば頑張るほど、自分が無くなっていくんだ。

本当の僕が分からなくなってしまったんだ。

自分が分からないんだよ。

 

大人になって、僕は自分探しを始めたんだ。

本来の僕に戻りたくてね。

だから僕は尋ねるんだ。

「ねえ、教えてくれないか。僕は、誰なんだ?」と。