思考のよせなべ

清水喜文ブログ

理想の社会

 

少し、想像してみてください。

 

家族でもいい、友人でもいい。

気の置けない極親しい者たちと、無人島に漂着したとする。

数日の間は、救助の船が訪れるのを期待していたが、やがて諦め、ここで生きて行こうと覚悟を決める。

決めた以上、生きていくには働かなくてはならない。

そうなると、各々が、得意なことで役に立とうとするはず、です。

 

狩りをする者。

漁をする者。

採集をする者。

住まいを建てる者。

食事を作る者。

衣服を作る者。

通りかかる船がないかと、見守る者。

無人島を探索する者。

子供がいるのなら、学問を教える者。

医療に従事する者。

音楽を演奏してくれる者や、物語を創作する者も欲しい。

あと、ダンサーや役者も。

 

無人島にいるのが、気心が知れて、尊敬できる者ばかりの集まりだとすると、この場にお金は発生しない。

普通の家庭内で、お金のやり取りが発生しないように。

なぜなら、そういう集まりにおいて「お金」に代わる報酬とは、「感謝」だから。

楽しようとする者は軽蔑され、誰もが嫌がる労働をする者が尊敬される。

 

ここでは所有する者は嫌われ、分かち合う者が好かれる。

所有することに意味がなくなると、(それが思いやりで成り立つ社会ならば)犯罪は消える。

犯罪が消えると、警察、裁判官、弁護士、軍隊なども消える。

お金がないから、税金、銀行なども消える。

例え、事故や病気で働けなくなっても、誰もが助け合うから、保険という概念が消える。

民主主義や社会主義などといった、主義主張が消える。

 

それらが無くても、成り立つ社会は素敵だ。

そんな社会が、理想です。

 

 

以上、「この社会が拡大したらどうするんだ?」という問いに答えられない、きれいごと野郎の独り言でした。