思考のよせなべ

清水喜文ブログ

スピリチュアルと科学で読み解く、「宇宙」

 

 

宇宙 ―――― あらゆる存在物を包容する無限の空間と時間の広がり

 無    ―――― 光も物質も空間も時間も全く存在しない世界

 

 

【ビックバン

 

はじめに「無」があった。

 

私たちの常識では「無」からは何も生まれてこない。

 

しかし、ミクロの世界では「無」は常にゆらいでいて、約137億年前、そのゆらぎから 10の34乗分の1センチメートルという超ミクロな宇宙が突然誕生した。

 

現在に至るまでの137億年という壮大な宇宙の歴史は、すべてこの超ミクロな宇宙からはじまったのである。

 

太陽も地球も生命も人類も、すべてこの超ミクロな宇宙からはじまったのだ。

 

「Newtone 宇宙の不思議なはじまり そして 地球と生命」(ニュートンプレス

 

この世にあるすべてを、ただひとつのものに凝縮して、何一つ欠けたものがない。

そんな完璧な存在を、科学は「超ミクロな宇宙」と言い、スピリチュアルは「神」と呼びます。

 神は仰られた、 「光あれ」。

 

宇宙が誕生してから10の44乗分の1秒後、超ミクロな宇宙は急展開をむかえた。

 

わずか10の34乗分の1秒で 10の100乗倍に急膨張したのである。

 

これは「インフレーション」とよばれている。

 

10の34乗分の1秒とは、1秒の1兆分の1の、さらに100億分の1という、ごく短い時間である。

 

宇宙誕生からインフレーションまでは、私たちの感覚ではほとんど同時におきたといってもいいくらい一瞬の出来事だったのだ。

 

そのわずかな時間にミクロな宇宙は、10の100乗倍に急膨張したのである。

 

これは、たとえば直径1ミリメートルのゴマ粒が、直径100億光年の大きさにふくらむような急膨張である。

 

「Newtone 宇宙の不思議なはじまり そして 地球と生命」(ニュートンプレス

 

 宇宙が誕生してから起きた急膨張を、科学は「インフレーション」と言い、スピリチュアルは「神からの分離」と呼びます。

 

その後、宇宙は137億年かけて、現在のサイズまで大きく広がります。

 

始まりがあるなら、終わりがある。

宇宙の終わりはどうなるのでしょう?

現在、いくつかの説がありますが、ここではその中の1つに注目します。

膨張していた宇宙は、ある時点から収縮に転じ、やがてまたひとつになるという説。

 

【例え話】

 

北極点にいた4人の男が、口論となり、喧嘩別れをした。

「じゃあな」

そう言って、4人は背中を向けて歩き出す。

南へと。

彼らの距離は、時が経つほどに遠ざかっていく。

 

1人がカナダを歩いている頃、2人目はイギリス、3人目はロシアを旅していて、4人目はベーリング海を寒さを堪えながら泳いでいる。 

 

南下を続けた彼らは、陽射しが強くなっていることに気づく。

「出発した時は、寒かったのにな」

北極を思い出した彼らは、別れた友を想う。

「……また会いたい」

 

そして、赤道を超える。

 

神の目を持たない彼らは気がつかない。

その瞬間から、進めば進むほどに、彼らの距離が近づいていくことに。

 

やがて、寒くなり。

氷の国にたどり着く。

 

そして、南極点。

 

彼らは再び、巡り合った。

 

「久しぶり」と1人目が片手を上げる。

 

「背中を向けて歩き出したはずなのに……」と2人目が眉を上げた

 

「ああ」と3人目が言う。

 

「向かい合っている」4人目が微笑んだ。

 

 

文 清水喜文