思考のよせなべ

清水喜文ブログ

肉体は借り物

例えば……。 肉体が車だとして、魂がドライバーだとする。 魂は、どういう基準でかはわからないが、車を選ぶ。 ちょうど、レンターカー屋さんで車を借りるかのように、現世での乗り物を借りる。 当然ながら、車は様々な種類があるために、その性能も個々で違…

弱さを見せられる人は、強い

人は不思議だ。 愛されたければ、先に相手を愛すればいい。 尊敬されたければ、先に相手を尊敬すればいい。 信頼されたければ、先に相手を信頼すればいい。 心を開いてもらいたければ、先に心を開けばいい。 友達になりたければ、先に君はかけがえのない存在…

何者にも、ならなくていい。

ねえ、誰か教えてくれないか。 僕は、誰なんだ? 幼い頃、母は僕にいろんな希望を言った。 「あなたもライオンみたいに強いといいね」 「チーターみたいに足が速いといいな」 「ウサギみたいに優しいと、お母さんは嬉しいな」 「ゾウみたいに力があると、頼…

子は真似る

ここはサバンナ。 ライオンの父親が、メスたちの狩りの様子を眺めながら息子に言う。 「上に立つ者が率先して働かなければ、誰もついては来ないのだ」 ここはアラスカ。 クマの母親が、鮭の腹だけを食べながら子供に説教をする。 「食べ物を粗末にしてはいけ…

狐の死に場所

――雪が降っている。 狐は見えなくなりつつある目で、空を見上げていた。 人が作った道を横切ろうとしたのがまずかった。 突然現れた人を乗せる鉄の化物に突進され、跳ね飛ばされたのだ。 私は死ぬのだろうか。 狐の脳裏に、子供たちの姿が浮かんだ。 私がい…

日本の、世界一なもの

日本は、世界一のものが多い。 例えば……。 ・創業100年以上の企業の数。 ・航空会社(JAL)の時間の正確さ。 ・最も長いトンネル(青函トンネル。2018年に抜かれる予定) ・最も小さい歯車の開発。 ・名字の種類。 ・人口一人当たりの富(包括富レポート2012…

思考のよせなべ

Trial and Error (試行錯誤)というブログ名でしたが、その名が示すように、日々錯誤を繰り返しております。 最近、どうにもタイトルと本文の間に差異が生じ、それが歯に挟まった魚の骨のように気になり始めたので、またまたブログ名を変更します。 「思考の…

蝉が鳴く理由

――そろそろ旅立つ時だ。 どこからか声が聞こえた。 「誰?」 ――私は、君の本能だ。 「本能?」 ――ああ、そうだ。早く旅立ちなさい。 「どこに行くというの? ここにいれば安全なのに」 僕は本能に反抗する。 「ここには友達もたくさんいるのに」 去年、仲の…

進化の末に……。

自然破壊、大気汚染、絶滅に追いやられていく動物たち……。 それらを引き起こす原因が、人間。 そう思うと、人間が誕生した意味を考えてしまいます。 太古の海で原始生命体は生まれた。 それは単細胞生物から始まり、多細胞生物へと進化して、 骨格を持つよう…

それぞれの楽園

ある草原にウサギが住んでいた。 穏やかな日差しが降り注ぐ、とても居心地の良いところである。 だが、ウサギは不満だった。 ――もっといい暮らしがしたい。 そう強く願っていた。 ある日ウサギが昼寝をしていると、話し声が聞こえた。 目を開けると、数頭の…

理想の社会

少し、想像してみてください。 家族でもいい、友人でもいい。 気の置けない極親しい者たちと、無人島に漂着したとする。 数日の間は、救助の船が訪れるのを期待していたが、やがて諦め、ここで生きて行こうと覚悟を決める。 決めた以上、生きていくには働か…

「漁師と金持ち」のその後

【第一幕 漁師と金持ち】 ある島の美しい浜辺。 ひとりの漁師が、海を眺めていた。 「失礼だが…」 ふいに声がかけられる。 振り返ると、身なりの良い男が立っていた。 「何か用ですか?」 「いや、用というわけではないのだが…」 ちょっと気になってね、と男…

祝 ブログ1カ月続いた

気がつくと、記事数が31になっていました。 1日に1記事をエントリーすると決めて、始めたブログ。 それは叶いませんでしたが、とりあえず今日が1ヵ月記念。 当初、社会派ブログにするつもりでした。 世の中の矛盾や疑問。 それを問いかけるものにしよう…

できないことだらけの王者

気がつくと、僕は大地に横たわっていた。 ここはどこだろう、と顔を上げ周りを見渡す。 だが、見覚えがない。 ずきっと頭が痛んだ。 どこかで打ったのだろうか? 「お前は誰だ?」 突然、後ろから声がかけられた。 振り向くと、毛むくじゃらの動物と目が合う…

どうせなら、より良い世界の住人に

人工知能と、他のテクノロジーの発達により、仕事がどんどん奪われる。 そう思ってきました。 売る方は、利益を。 買う方は、安さを。 ただそれだけを求めるのなら、その無機質な世界は実現する。 最近、それを否定するようになりました。 物のやり取りを通…

神の視点

なんとなくアリを見ていた。 何かを探しているのか、アリは忙しなく動き回っている。 ふと思いついて、手にしていたアイスを少し地面に置いてみた。 アリが向かう方向を予測して、プレゼントのつもりで……。 甘い物は好物だと思ってのことだ。 アリが、あと数…

親の色、子の色

家族の中で自分だけが違う、と思ったことはありませんか? 両親とは、どうも気が合わない、と思ったことは? 自分は誰にも理解されない、は? 残酷な仕打ちを受ける、……とかは? 「それでも生んでくれた親でしょう」と人は言う。 だから我慢しなさい、と。 …

「どうであったか」よりも「どうあるか」が大事

【アルコール中毒から、精神的指導者になった男】 アメリカ先住民、ラコタ族。 ドウェイン・ホロ―・ホーン・ベアという名の男は、誇り高きその部族の出であった。 彼は高校を卒業すると、部族が暮らす土地を離れ、職に就く。 そこで酒を覚えた。 部族法では…

もしも、「お金」という言葉の使用を禁じたら

20☓☓年☓月☓日。 世界中の国で、同時にある実験が行われることとなった。 それは、お金に関する言葉の使用を、一切禁じるというものだ。 お金を使用しての買い物は出来るが、通貨の単位を口に出してはいけないし、紙に書いてもいけない。 紙幣や硬貨を見せ…

無は、ワンネス

以前に、下の記事で「無」について言及しました。 無とは、「光も物質も空間も時間も全く存在しない世界である」と。 yoshifumi3.hatenablog.com その「無」に関して、洞察を与えてくれた方がいました。 その方のブログを紹介します。 moonandoceanhawaii.ha…

視る者と、見る者

見る・・・ 視覚によって対象物を認識すること。 視る・・・「見る」と同義だが、それよりも注意して視線を注ぐ。 【カエサル、運命の日】 どこにでもあるような川だった。 幅は狭く、水深も浅い。 川というよりも小川だな、と男は呟いた。 普通ならば、誰も…

スピリチュアルと科学で読み解く、「宇宙」

宇宙 ―――― あらゆる存在物を包容する無限の空間と時間の広がり 無 ―――― 光も物質も空間も時間も全く存在しない世界 【ビックバン】 はじめに「無」があった。 私たちの常識では「無」からは何も生まれてこない。 しかし、ミクロの世界では「無」は常にゆらい…

「お金に善悪はない」は、時に暴力的

「お金に善悪はない」 そう訴える者がいる。 確かにそうだね、と思いつつも、どこかに違和感を覚えます。 なぜだろう? 「お金はただの物質であり、それを使う人間にこそ、善と悪があるんだ」 この意見は正しい。 では、なぜ、それに違和感を持つのでしょう…

誰がために、名言は在る

【富は無限?】 「競争心はあなたの富に限界をもたらします。空気がなくなってしまうことのないように、宇宙の無限の富もなくなることはありません。何も奪うことなく、欲するすべてが手に入ることを知りなさい」 これは、アメリカの自己啓発作家ジョセフ・…

「日本の4社がクラスター爆弾製造企業に投融資」の記事を読んで

「非人道兵器」と呼ばれるクラスター爆弾を製造する企業に対して、投融資を行っている世界各国の金融機関をNGO(非政府組織)団体が発表しました。日本の金融機関では、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、オリックス、第一…

旅するように暮らす。

人々は旅に憧れます。 まだ見ぬ世界への憧れ。 心震わす体験。 人、あるいは文化との出会い。 それらを思うだけで、心が躍ります。 ところで、人類にとって「旅」とは何なのでしょう。 いつから旅をするようになったのか。 ふと、そんな事を考えて、人類史を…

愛は、いつだって利己的なもの。

その者は、世界を創った。 「創造主」 後にそう呼ばれるようになる彼は、ただ知りたいだけだった。 『愛』というものを。 ただそれだけの理由で、世界を創造した。 その者は、創りだした「生物」に、最低限の指令を与える。 それは、『生き残る』ことと、『…

テクノロジーは、失われた古代の力を再現しただけなのかも

魔法のことば(エスキモー族) ずっと、ずっと大昔 人と動物がともにこの世に住んでいたとき なりたいと思えば人が動物になれたし 動物が人にもなれた。 だから時には人だったり、時には動物だったり、 互いに区別はなかったのだ。 そしてみんながおなじこと…

輪廻転生における、お墓の意味とは

【前世を記憶する者たち】 ジェームズ・レイニンガ- 2歳当時。「Daily Mail」の記事より。 彼は2歳の頃から、夜中に突然「飛行機が燃えている!」「外に出ることができない!」「墜落する!」と、とても小さい子から出るとは思えない言葉を発し、戦闘機が撃…

輪廻転生における、リスクヘッジとは

世界は、かつてない程に格差が広がっています。 持てる者と、持たざる者との差は、王が神だと信じられていた時代よりも、広がっているのです。 少し見てみましょう。 【持たざる者】 matome.naver.jp 上の記事によると、世界では、1分間に17人が餓死している…

もうひとつの輪廻転生の話

彼女は、澄んだ水の中で生まれた。 冷たい世界。 そこが、その頃の彼女の全てだった。 彼女は泳げるようになると、砂利の中から飛び出し、川を下り始める。 なぜ川を下るのかは、わからない。 ただ、本能がそう命じている。 やがて、広い場所に出る。 これま…

文明が終焉を迎える時、人々は何を思い、どんな行動を取るのか

嬉しい、とはどんな感じなのだろう? 悲しい、とはどんな思いなのだろう? 切ないとは? 苦しいとは? うらやましいとは? 寂しいとは? 愛しいとは? 不安になる、という状態もわからない。 後悔するだってそうだ。 羽目を外すも、だ。 ――ぼくにはわからな…

人類史上、類を見ない格差社会における革命とは

【マリー・アントワネットの最期の日】 革命広場は、熱気と狂気に包まれていた。 王妃の処刑。 その歴史的事件を目撃するために、大勢の民衆が集まっている。 群衆のはるか後方。 一人の男が、自らの迂闊さを呪っていた。 男は、歴史家だった。 真実の歴史を…

大きいものの終焉

【2種類のクジラの祖先】 4000万年ほど前。 二種類のクジラが住んでいました。 食うか食われるかの世界で、彼らは別々の道を歩き出します。 一方は、身体を大きくして、誰にも襲われないような進化を遂げ、 もう一方は、身体は小さいままで、泳力を伸ばし、…

100歳まで生きる時代は、80年近く働かなければならないのかも。

【職業人生をマラソンに例える】 「◯◯をマラソンに例えると・・・」 こんな言葉で話が始まると、 「・・・またかよ」と、眉間に皺がよってしまいますよね。 聞きたくないよ、と。 ですが・・・。 4年制の大学を卒業した人が就職する時の年齢は、大体22~23歳…

「trial & error」 たった一度だけ、成功すればいい

当ブログの名前が変わります。 「Trial and Error / 清水喜文ブログ」 「trial and error」とは、「試行錯誤」のこと。 「try and error」だと思っていたのですが、調べてみたら、これは和製英語なのだそうです。 ところで、「試行錯誤」とは、どういう意味…

強者は滅びて、ミニマリストが生き延びる。

下は、昨日の記事なのですが、これを書くために地球の歴史を調べました。 yoshifumi3.hatenablog.com そこで気がついたことがあります。 「激しい環境の変化が訪れたとき、これを生き残る者たちの間には、ある共通点がある」 と、いうことにです。 【地球に…

チャンスなのか悪夢なのか、5000年に一度の大転換期を生きる僕ら。

当ブログの説明に、「5000年に一度の大転換期」と書きました。 これは、高城剛(クリエイター、執筆家、DJ)さんがTwitterで呟いた言葉をお借りしたもの。 いま、どう少なくみても百年に一度の大転換期にあるのは間違いなく(たぶん5000年に一度)、多くはア…

永久保存版 憧れの大人たち

誰にでも、こんな風に暮らしたいな、と憧れる人たちがいると思います。 一度その人たちを書き出して、彼らのどこに憧れを抱くかを考えてみれば、自分がどんな人生を歩みたいのかが分かる気がします。 で、書き出しました。 以下の人たちは、個人的にものすご…

ブラック企業から、颯爽と去ることができる者は、格好いいぞ

【怒鳴り声が聞こえる職場】 数年前のこと、 家の近くである店舗の新設工事がありました。 朝早くに朝礼が行われていて、僕はたまたま、その場に居合わせたのです。 そこへ1台のトラックが、やってきます。 どうやら遅刻したようで、申し訳なさそうな顔の運…

そもそも働くって、どういうことだろう

これまで、 yoshifumi3.hatenablog.com yoshifumi3.hatenablog.com yoshifumi3.hatenablog.com などの記事で、「この先の働き方って辛いよね」というようなことを書いてきました。 と、ここで疑問。 そもそも『働く』とは、どういうことなのでしょう? 「働…

終身雇用は崩壊したのに、会社に骨を埋めたいと願う者たち

【会社に骨を埋める覚悟】 ある男性の話。 彼は、大学を卒業後、すぐにある企業に就職。 それからずっと、そこで働いています。 平日は朝早くに出社して、休む暇もなく働き、夜遅くまで拘束され、帰宅後はコンビニ弁当で腹を満たすと、風呂に入ってすぐに就…

「ひとつのスキルで一生食べていく』が、あり得ない時代になった。

先日、電柱を立てる現場を見学しました。 細い路地の、しかも、電線が複雑に交差している場所。 しかも、民家が近い。 そこで、クレーンを使い、電柱を吊り、巧みな技で、電柱よりも少しだけ大きな穴に入れていく。 凄い技術だな、と感心しました。 何年か、…

十年後消える職業、なくなる仕事

【オックスフォード大学が認定、十年後「消える職業」「なくなる仕事」】 (註)オズボーン氏の論文『雇用の未来』の中で、コンピューターに代わられる確率の高い仕事として挙げられたものを記載。 この他にも、技術革新などにより、必要とされなくなる、あ…